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淋病

淋菌(Neisseria gonorrhoeae)という細菌に感染することで、生殖器を中心に炎症を起こす性感染症の一種です。
性行為により男性の尿道や女性の子宮頚管のほか、咽頭粘膜(喉の粘膜)などに感染します。
男性のほうが症状の出やすい感染症ですが、10〜20代の若い世代では男女差はあまりなく、性器クラミジア感染症や梅毒と同様に若い女性にも感染が拡大している性感染症です。

症状

女性の場合、感染初期では症状はあまりありません。子宮に感染すれば、おりものが増える程度。尿道へ感染すれば膿が出ることもありますが、それほど多くありません。
のどへの感染はほとんど症状がありません。
淋菌の感染が持続すると、10人にひとりが腹部へと感染が進みます。不妊や子宮外妊娠、慢性の腹痛の原因になります。
淋病はクラミジアに比べ症状が出やすく腹痛が起きやすいと言われています。腹部への炎症がすすめば、10%程度の人が不妊に、30%程度の人が慢性の下腹痛になると言われています。
早い段階で感染を見つけるためには、検査が必要です。症状がなくても定期的に検査をすべき疾患ですので、パートナーが変わったら、また複数のパートナーがいる方は定期的に検査することをお勧めします。

検査

子宮の感染にはおりものを、喉の感染にはうがい液を採取します。痛みはありません。

治療法

治療にはセフトリアキソンという抗生物質の点滴を1回行います。治療後は2週間を目安に再検査を行い、きちんと治っているかを確認します。
パートナーにも泌尿器科を受診して頂き、検査・治療を行ってもらいましょう