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バルトリン腺のう胞

バルトリン腺は膣の左右にある分泌腺で、膣と外陰部を潤す働きをしています。このバルトリン腺の開口部が炎症などによりふさがってしまい、液体がバルトリン腺の中にたくさん溜まってしまうことで袋状に膨れ上がった状態のことを、バルトリン腺嚢胞といいます。このバルトリン腺嚢胞の内部に細菌感染が生じると、膿瘍が形成され、バルトリン腺膿瘍と言われる状態になります。

症状

嚢胞が大きくなることにより陰唇がふくらみます。また、炎症とともに強い痛みや違和感を伴います。
椅子や自転車のサドルに座るとのう胞が当たって痛い、立ち続けていると痛みが増す、という表現をされる方が多いです。

治療

痛みが強い場合や腫れが大きい場合は、状態に応じて、局所麻酔下にてバルトリン腺のう胞の穿刺術や開窓術を行います。(受診したその日に、クリニックの外来で施術を受けることができます。)
軽症の場合は内服薬などで保存的に治療をしたり、経過観察となることもあります。
外陰部に膨らみや痛み、違和感を感じた時には、バルトリン腺のう胞の可能性があるかもしれません。
お辛いときはご相談くださいね。